通学中・通勤中でも読書したい
読書してるとそのまま寝ちゃう
本を読んでも忘れちゃう
これらの悩みを解決する。本記事の内容は以下の通り。
- 歩きながら読書のメリット
- 歩きながら読書の危険性とデメリット
- 歩きながら読書のより良い方法と場所
それではさっそく見ていこう。
歩きながら読書のメリット
人々の多くは読書中の体勢について考えもしないだろう。学校でも椅子に座ったまま本を読み、社会人になってからも仕事は椅子に座ったままだから当然であろう。
たしかに座ったままする読書もいいのだが、それに比べ、歩きながら読書をすることで多くのメリットを得られることも知っておいてほしい。
それでは、それらのメリットを7つご紹介することにしよう。
メリット①時短につながる
歩くことによるメリットと、読書をすることによるメリットをそれぞれ同時に得られるのである。どちらか一方を普段からしている人にとって結果的に時短につながるのだ。
そうでなくとも両方ともに素晴らしい習慣になるため、ぜひともこれから始めてみよう。
メリット②記憶力の向上
散歩などの有酸素運動が記憶力に良い影響を与えることが分かっている。読んだ内容を記憶に残しやすい上、ボキャブラリーを増やすのにも一役買うだろう。
その一例が下記のデータだ。
メリット③より健康に
毎日30分間歩くだけで、心臓病、大腸がん、乳がん、認知症のリスクを大幅に軽減できる。たとえ30分に満たない時間でもカロリーを消費するため、健康に近づくのは間違いない。
メリット④幸福感をもたらす
日の光を浴びたり、散歩することで幸福感を味わうことができる。脳内物質であるセロトニンが分泌されるためだ。セロトニンが多く分泌されると前向きな気持ちになり、満足感・充実感を伴わせる。
メリット⑤ストレス解消
読書には文字を読むことで心を癒やす効果がある。ジャンルよっては感動したり、驚いたり、悲しみを感じたりする。そういった文章に共感を覚えることであなたのストレスレベルを和らげてくれるのだ。
2009年の英サセックス大学の研究では、読書の効果としてストレス解消効果があると発表された。
メリット⑥眠気防止
睡眠不足で読書すると決まって眠気に襲われることはないだろうか。椅子に座り楽な姿勢で、本を見つめていると次第にまぶたが重たくなってくる。
しかし、歩いている最中であれば脳が積極的に活動するのに加え、心拍数の上昇により眠気に襲われることも無い。また、適度な運動強度で歩けば、本の内容に集中できるだろう。
創造性の向上
歩くことを好んだ有名人は数多くいる。
- ベートーベン
- チャールズ・ディケンズ
- チャールズ・ダーウィン
- アップルの創業者スティーブ・ジョブズ
- フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ
- ツイッターの創業者ジャック・ドーシー
- ドイツ人哲学者のカント、フランス人哲学者ルソー
- ソクラテス、プラトン、アリストテレス
彼らは歩きながら思索したり、会議を行ったりしていたという。歩くことが創造性を養うことを体験的に分かっていたのだ。実際、歩いてみると、じっと座っている時とは違い次々にアイデアが浮かんでくる。
なお、2014年の米国のスタンフォード大学の研究では、座っている時と比較して、歩き回っている時により創造的になることが明らかになった。
歩きながら読書のデメリット
歩きながら読書にはもちろん見逃すことのできないデメリットも存在する。
デメリット①危険性が高い
歩きながら読書は、傍から見れば「歩きスマホ」と同様の危険性をはらむ。視線は本に集中し周辺への注意が著しく低下するのだ。
縁石等でつまづく、電柱にぶつかる、横断歩道に信号が赤のまま侵入してしまうなどの危険性が高まる。
また、当の本人だけには留まらず他者へ危害を与える点が特に問題だ。すれ違いざまに肩をぶつける可能性が非常に高まるだろう。
もし、相手が高齢者だとバランスを崩しやすく手をついて骨折するようなことも考えられる。
これらのように、歩きながら読書は危険性が高いのだ。
デメリット②メモを取れない
普段から読書中にメモを取る人にとっては大問題。本に直接書き込む、メモ用紙とペンを持ち歩く、スマホにメモする、ボイスレコーダーで録音するなどの工夫を必要となる。
デメリット③雨の日にできない
雨が降る中、傘を片手に本を片手にという状況は現実的ではない。
本を読むことや周辺への注意に加え、雨にぬれないように気を配ることで、注意が分散し先述した危険性もかさ増しされる。
雨の日は室内へ。
歩きながら読書の方法と最適な場所
ここからは、歩きながら読書の実際の方法とそれに見合った場所を紹介する。
ステイホームで読書する
コロナウイルスがまん延するこの時期において、外出を控えたい人もいるだろう。また、雨天時にもってこいな方法は、歩きながら読書を自宅でする方法だ。
歩き回れるようなスペースがあれば、障害物を片付ければすぐにでも始めれる。そんなスペースが無い人にはウォーキングマシーンやステッパーが便利。
人通りの少ない公園・河川敷で読書する
先述したように外での歩きながら読書は、大変危険を伴う。迷惑をかけないように、せめて他者への危害を加える要因を取り除く方針を取ろう。
人通りの少ない場所で比較的安全なのは、公園・河川敷だ。整地されているため、つまづく要因になりそうな障害物が少ないため安心して読書できるだろう。
ジムで読書する
自宅ではありとあらゆる誘惑があなたを読書から引き離すことが多い。また、マンション暮らしの場合、ウォーキングマシンなどを使用したときの音は下の階の住民へ気を遣う。
これらのときには、ジムに通うのも一つの手である。ウォーキングマシンで歩きながら読書をした後は、汗ばんだ身体をシャワーで流すこともできるため一石二鳥だ。
人の出入りの少ないジムがあれば集中でき、あなただけのお気に入りの時間になること間違いないだろう。
通勤中・通学中に読書する
スキマ時間を読書に当てる一つの方法に移動時間に読書をするというアイデアがある。
確かに移動時間を読書に当てたい気持ちは分かるが、歩きながら読書は人がすれ違うような場所ではオススメしない。とは言っても全否定するわけではない。ちょっと趣向を変えればいいのだ。
手に持って読む読書スタイルをが危険なのであって、その点を工夫すれば問題ない。
具体的には「聴く読書Audible」を使う方法が良い。通常の読書と違い耳で聴く読書であるため、目線は自由になる。その結果、周囲への警戒を怠らずに読書することが可能だ。
おわりに
本記事では歩きながら読書のメリット・デメリット・やり方・場所について紹介した。やってみるとなかなか慣れないない人もいるだろうが、先述したメリットを得られるので、ぜひ試して頂きたい。
それでは。