30分のバス通勤時間を有効活用したくて読書したら車酔いで気持ち悪い…
電車だと読書しても大丈夫なのに長距離バスだと気分が悪くなった…
車の中でも酔わずに読書したい…
電車で本を読み始めると頭がくらくらする…
これらの悩みを解決する。
それでは、さっそく見ていこう。
車酔いの原因は「視線と身体の動きのズレ」
まずは車酔いの原因を知っておこう。
原因を知っていれば、車内で快適に読書に励むための対処法も考えられるからだ。
サクッと車酔いの原因について触れておく。
車酔いの方程式
車酔いは下記の方程式で表される。
車酔いレベル = 視線と身体の感覚のズレ x(心理的要素 + 身体的要素 + 外的要素)
これら4つの要素の解が一定の値を超えると車酔いを生じる。
その①視線と身体の感覚のズレ
読書中の車酔いを生じさせる、もっとも大きな要素は”視線と身体感覚のズレ”だ。
目に映る景色の情報と身体の傾きや揺れの情報は脳に送られる。このとき情報にズレがあると脳が混乱し、自律神経系の反応が車酔いの症状を生じさせる。
例えば、車内での読書中は視線を下向きに固定され、運転により身体は上下左右や斜めに揺さぶられるといった状況だ。このような状況は車内で読書している人の大多数に該当する。
その②心理的要素
「バスに乗るといつも酔うんだよな…」「気持ち悪くなったらどうしよう…」といった不安や緊張感があると車酔いをしやすくなる。
その③身体的要素
平常時では車酔いしない人でも下記のような状態だと車酔いしやすくなる。
- 体調が悪い
- 睡眠不足
- 心身の疲れ
- 空腹(低血糖)
- 満腹
- 深酒明け
車酔いにならないためには日頃からの体調管理にも気を配る必要がある。
その④外的要素
外的要素は主に車内の空調に関する要素だ。
- におい
- 温度
- 湿度
- よどんだ空気(酸素不足)
例えば、新車のにおい、シートに染み付いたタバコのにおいを嗅いだだけでも酔ってしまう人もいる。
さいごにもう一度、車酔いの方程式を繰り返そう。
車酔いレベル = 視線と身体の感覚のズレ x(心理的要素 + 身体的要素 + 外的要素)
この方程式の解を減らせば、車酔いに対処できるのだ。
読書をしたくてたまらない、あなたへの車酔い対処法
次に具体的な車酔い対策を見てみよう。
視線と身体感覚のズレを最小限に抑える
- 本の距離を離し、遠目で見る
- 本を前方に向けて持つ
- 運転手へ前もって酔いやすいと伝えておく
- 急ハンドル・急ブレーキ・小刻みなブレーキを減らしてもらう
- 揺れの少ない座席を選び、深く座る
- タイヤから遠い席 or 前方の席へ
- 進行方向へ身体を向ける
体調を整える
- 睡眠を十分にとっておく
- 適度に腹を満たす
- アルコールを控える
- 前日の疲れを溜め込まない
リラックスする
- 音楽を聴く
- ガムなどを噛む
- 深呼吸やストレッチ
- 窓を開け新鮮な空気を吸う
- ラクな姿勢をとる
- 可能ならば一旦乗り物から降りる
- 服装などの締めつけをゆるめる
- 嘔吐を無理に我慢しない
- 酔わないと思い込む
- 乗り物酔いに効くツボを押す
- 冷暖房で快適な温度に調整する
薬に頼る
酔い止め薬を上手に活用しよう。服用すると安心感で車酔いを和らげる効果もある。
酔い止め薬の選び方を参考に自分にピッタリのものを選ぶとよいだろう。
”さらば車酔い”読書のアプローチを変える
確かに上記のような対処法をすれば、読書時の車酔いも軽減されるだろう。しかし、実際にやってみれば分かるが、万能ではない。
そこで、おすすめしたいのが「オーディオブック」だ。
「オーディオブック」とは、音声データで本を聴くツールで、「オーディオブック」を使用すれば目を閉じたまま読書できる。
車酔いをしながら無理して読書を続けるよりも、本からの情報を集中して得られるほうが現実的ではないだろうか。
本当に車酔いせず集中して聴けるか、一度試してもらいたい。
まとめ
本記事では車酔いの原因と対処法について取り上げた。
対処法を複数組み合わせることで、読書時の車酔いを軽減させれるだろう。
一つ一つの対処は簡単なので、ぜひ試してみよう。
それでは、よい読書ライフを。