読書をするとき、楽な姿勢を知りたい
読書をしていると身体が疲れてくる
集中力が切れ、他のことがしたくなってくる
このような悩みを解決する。
それでは、さっそく見ていこう。
”正しい姿勢”で読書を続けた人の行方
楽な姿勢を知りたいならば、整体に精通した人の話を聞くほうが間違いない。
そのような人の言う「楽な姿勢」は”正しい姿勢”であり、身体への負担は限りなく軽減するだろう。
「そうか!”正しい姿勢”をしていればいいのか!」
というとそうではない。
たとえ”正しい姿勢”であっても長時間同じ姿勢でいると、肩こり、身体の冷え、眠気に襲われるなどの不都合が現れてくる。
では、「読書時に楽な姿勢」とはどういったものなのだろうか?
「読書時に楽な姿勢」は、コロコロと姿勢を変えること
”正しい姿勢”であっても同じ姿勢を続けると不都合が多いのであれば、同じ姿勢を続けなければ良いのだ。
適度な間隔をもってコロコロと姿勢を変えることでデメリットを打ち消すことができる。
などと、あらゆる姿勢をしてみると良い。
読む姿勢が思いつかないという人は
「時短をもらたす「歩きながら読書」の7つのメリットとその危険性」
「読み型 四十八手」
などが参考になるので覗いてみよう。
姿勢を変えるタイミングは不具合が出る前
では、適度な間隔というのはどれくらいだろうか?
簡単なことだ。不具合が出る前に姿勢を変えればいい。
読書中、時間を忘れてしまうこともある。
だが、あまりに長時間同じ姿勢でいると、 血管が圧迫され血の巡りが悪くなるでこまめに姿勢を変えよう。
体勢によって集中力が切れる時間をあらかじめ計測しておき、その時間が来たら体勢を変えるのもイイね!
コロコロと姿勢を変えるのが、なぜ良いのか?
コロコロと姿勢を変えるメリットは4つある。
- 血の巡りが圧倒的によくなる
- 脳に酸素が行き渡り、集中力が向上する
- 身体の動きが肩こりの防止を促す
- 決まった姿勢では味わえない、気分の切り替え
これらを詳しく紹介する。
その①血の巡りが圧倒的によくなる
身体は動いていた方が血行が良くなり、脳へ酸素が供給され、頭も冴えるのだ。
同じ姿勢を続けていると血流が滞り、疲れもたまり集中力が切れやすくなる。
あなたはエコノミー症候群をご存知だろうか?
エコノミー症候群とは、長時間同じ姿勢でいることにより、血の巡りが悪化することで痛みや腫れを起こす症状だ。
こまめに姿勢を変えたり、ストレッチすることでエコノミー症候群を予防できる。
その②脳に酸素が行き渡り、集中力が向上する
椅子に座り本を読んでいると、背骨は丸まり顎を突き出すような姿勢になりがちだ。
猫背で身体の重心が後ろ側に移動し、顎を突き出してバランスを取るのである。
こういった姿勢だと呼吸が浅くなり、脳への酸素の供給が滞りがちになる。
一方、コロコロと姿勢を変えると猫背の防止になるため、脳へ十分な酸素を送られ、集中力も向上するのだ。
その③身体の動きが肩こりの防止になる
読書を好む人に多い悩みに肩こりがある。
原因は複数考えられるが、その一つに同じ姿勢を続けることが挙げられる。
その場合、肩周りの血行が滞ることが問題となる。
つまり、コロコロと姿勢を変えることで肩こりが改善するかもしれないのだ。
そのほか、オススメの身体の動きがある。傍から見ると行儀が悪いと思われる「貧乏ゆすり」だ。
あまり知られていないが、この「貧乏ゆすり」はふくらはぎの筋肉を伸び縮みさせ、血行を良くする働きがある。
姿勢を変えるのに加えて、一人でいるときは貧乏ゆすりをこまめにすると良いだろう。
その④決まった姿勢では味わえない、気分の切り替え
同じ姿勢を続けていると、決まって”退屈”が訪れる。肉体と心は密接に関連しているのだ。
一見意味のなさそうな動きをしたとしても、感情に変化がもたらされる。
2009年3月発行の『Cognition』誌に掲載された論文によると、ビー玉を動かすだけで感情が変化するというのだ。
この研究を元に考えると、コロコロと姿勢を変えることは気分の切り替えに影響を与える。
本を読んでいると”退屈”に感じる場面が一冊の中に一度はあるかと思う。
そんなときは、姿勢を変えることで気分を切り替えるのも良いだろう。
おわりに
今記事では、読書時に楽な姿勢は「コロコロと姿勢を変える」と紹介した。
姿勢を変えることで、血行が良くなったり、集中できたり、気分を変えたりと恩恵づくしなので、ぜひお試し頂きたい。