プロ棋士に学ぶ、絵として見ることでたった3秒で覚える記憶法。

syogi 考える
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ねこ助
ねこ助

ねぇねぇ、ちゅー太郎。お魚屋さんってどの辺だったかニャ?

ちゅー太郎
ちゅー太郎

つい、このあいだも言ったばっかりじゃないか。

ねこ助
ねこ助

うーん、そうだったかニャ?

 

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なかなか覚えられない。

ものごとを覚えることは、多くの場面で求められることです。ですが、今日の学校教育では、覚えることを求められることはあっても、覚えるための方法は教えてくれないように思います。

みな自力で試行錯誤のうえ、身につけようと、あがいていることだと思います。

今回は将棋の棋士がどのようにして盤面を記憶しているのかを見ていき、記憶法の参考にしてもらいたいと思います。

将棋の記憶実験

今回の研究はこちらです。

将棋の認知科学的研究(1)-記憶実験からの考察

こちらの研究では、将棋棋士9名が協力して下さいました。

初級者、中級者、上級者がそれぞれ3名ずつ盤面を記憶していきます。

【実験1】時間無制限記憶

初手から手数を加えたある時点の盤面を時間制限無しで記憶していってもらいます。覚えた時点でボタンを押し、記憶したとおりに駒を並べていきます。

初級者が平均200〜250秒ほど記憶時間にかかったのに比べ、上級者では平均20秒未満で記憶し約10倍の差があったようです。再現率も記憶に時間のかかった初級者にくらべ、上級者の方が高くなっていました。

初級者と上級者の視点の動き

実験の間、視点を記録する器具を装着し、視点の動きを記録しました。その結果、初級者の視点は盤面全体をいったりきたりと視線が何度も止まったのに対し、上級者では、盤面中心付近をさっと見て、また、視線の硬直も少ないことが分かりました。

【実験2】時間制限記憶

今回は3秒の制限で記憶します。こちらも、初手から手数を加えた盤面を記憶します。

初級者は盤面を再現できたのが、5,60%。上級者では90%ほどの盤面再現率を叩き出しました。

盤面をかたまりとしてとらえる。

初級者は、駒1つ単位で記憶しているのに対して、中級者は、いくつかの駒の典型的な戦型や囲いなどかたまりで記憶していることが分かった。さらに上級者は、盤面を1つの絵のように全体をひとつのかたまりとしてとらえることが可能であることが示唆された。

出典将棋の認知科学的研究(1)-記憶実験からの考察

中級者、上級者の特徴として、駒の配置をかたまり(チャンク)でとらえていました。中級者では、ある決まった駒の配置をとらえる。小さな範囲のチャンクを数カ所見つけて記憶するといった方法でした。

それに対して上級者では、盤面をもっと大きな範囲のチャンクとしてとらえ全体を記憶していました。中心付近に視点を持っていき、周辺視野で見ているような状態かと考えられます。まるで、盤面を絵としてとらえているような感覚でしょう。

まとめ

上級者の棋士は

  • 記憶対象を大きなかたまり(チャンク)でとらえる
  • 視点は中心付近のみ
  • 絵として記憶する

海外の漢字を知らない方でも、レモンという漢字を書ける人がいます。皆さん書けますでしょうか?(檸檬)

また、英語のスペルを書くときも”g”や”h”など凸凹を意識して覚えると思い出しやすいかと思います。

こういったことは、対象を絵としてとらえているからできるのです。記憶する上で、ぜひ役立てて欲しいと思います。

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